お墓イメージ

墓を作らずに納骨堂で永代供養をお願いします

父が突然亡くなり、悲しみに暮れる間もなく葬儀が終わりました。
そして、墓を買うことにしました。
と言っても、両親はまだ若く墓のことはあまり考えてこなかったので、どこでどうやって買ったらよいのかが全く分かりません。
葬儀をする時に依頼したお寺で、法要や月命日などのお経を頼むつもりだったので、お坊さんに相談すればきっといろいろ教えてくれるに違いないと思い、母と一緒にお寺を訪ねました。
父の葬儀を執り行ってくれたお坊さんは、最初に会った時の印象が強烈でした。
スクーターにまたがりさっそうと現れ、髪の毛はぼさぼさではねています。
本当にお坊さんと疑ってしまう雰囲気のおじさんで、あまりありがたみがないなと家族全員で話していたくらいです。
実際にお寺へ行ってみると、トレーナーにジーパンというとてもラフな格好で出てみえてびっくりしました。
しかし、いろいろな話をしているうちに、私のと同じ雰囲気を感じました。
私の父は、クラシック音楽が大好きだったので、父の葬儀ではずっとクラシック音楽をかけてもらっていたのですが、そのお坊さんも実はクラシック好きで同じCDを持っているらしく、お経を唱えにいらした時に自分が持っているのと同じCDだと分かって驚いたそうです。
それに、とても気さくな人柄で、父がもしも生きていたら一緒にお酒を飲む友達になれたのはないかと思うくらい、父好みのタイプの人でした。
どうせお経を唱えてもらえるなら、厳かな雰囲気の人よりも、こういう父が大好きそうな人物が唱えてくれた方が父もきっと喜ぶに違いありません。
お坊さんに、仏壇とお墓の事を相談しましたが、我が家には墓守をできる人がいないためいずれ無縁仏になってしまうかもしれないことを考えると、無理に作らなくても納骨堂におさめるという方法もあることを教えてもらえました。
納骨堂をお墓として永代納骨する方法があるのだそうです。
この場合、納骨堂へ遺骨を預けた後には、墓参りをこの納骨堂へしにいくことになります。
実家からは車でないと行けない場所になるのですが、姉や私が住んでいる場所からは交通の便が良くて出かけやすいので、かえってお参りに出かけやすそうです。
その話を聞いて、家族全員で話し合い、納骨堂に遺骨を預けることに決めました。
実は、葬儀の時に父の兄から、父の先祖もあやうく無縁仏になりかけてしまったことがあったという話を聞いたからです。
父の実家を継いだ長男が亡くなり、父から見て甥にあたる私の従弟が墓を継いだらしいのですが、維持費をお寺にずっと収めていなかったようで叔父の所へ連絡が行き、甥に維持費をきちんと払うようにと言ってなんとか無縁仏になることは避けられたといったことがありました。
確かに、自分たちが維持していくだけなら頑張れそうだけれど、それを子供や孫にもしっかり維持していってもらわないといけないのだと思うと、今の時代では難しいものがある気がします。
そこで、四十九日の法要が終わったら遺骨を納骨堂へ預けに行こうと思っていましたが、母がやはり寂しいからともう少し実家に置いておくことにしました。
そして一周忌が終わり、母もようやく意を決したようで、三回忌が済んだら納骨堂にお願いしに行くと決めました。

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