お墓イメージ

お墓移動ともなうお魂抜きについて

少し前になりますが、地方にあった墓を近所の霊園に移動させました。
事前にはこの墓の移動に伴って、かなり余分なお金がかかると聞かされていたので覚悟をしていたのですが、実際にはあまり大掛かりなことが行われずに済みました。
こうした墓のお骨を引き上げて整地して返却する場合には、最後にお墓を閉じる時に再び魂を抜いてもとの石にもどしてやるといった行為を行う必要があるとされています。
これはお寺の宗派によってもかなり異なるようなのですが、私のところでは、通常のお経を読んでもらい、お布施をお支払いすることで事なきを得ることができました。
お魂入れと呼ばれる墓の建立のときには比較的派手に行うというのがしきたりのようですが、最近のお魂抜きのほうは最小限の身内が供養することで済ますことが増えているようで、昔と比べますとかなり様変わりしていることが伺えました。
それでも檀家でしたから100万単位のお布施を要求されることになるのかと思っていましたが、住職自身が年をとられているということもあって、あまりそういう方向でいろいろ動かれなかったことも幸いして、ごく軽微なお魂抜きで終えることができた次第です。
こういうしきたりは、一生のうちにそう沢山経験するものでもありませんし、なにかとまごつくことも多かったのですが、ざっくばらんに相談してみるというのがやはり懸命なようです。
のこった石のほうも知り合いの石材店で処分んしてもらえることとなり、無事に移動を終えることができてほっとしたのを今でも覚えています。
ある意味では言い経験をしたと思います。
ところで、新しく購入した霊園は、宗派を問わない近代的なビジネスですので、結構いろいろなことを相談できましたが、最近ではこうしたお魂抜きというは殆ど行わないようになっているようで、かなり地方色のづよい習慣のようです。
さすがにお坊さんがきてお経をあげるということまではするそうなのですが、お魂抜きということで、多額のお布施をお支払いしておおきな法要をするということはなくなっているという話を聴きました。
こうした旧来からの風習も霊園などあたらしい管理体制ができてくると、ますます廃れていくことになるのではないかと思います。
実際宗派によっても対応が本来異なるようでお魂抜きとは呼ばないところもあるようですが、それも含めて風習として廃止される方向にあるようです。
この霊園などの購入から墓の移動までの一連の作業というのは、本当に経験のないことで、むかしならば親戚に、そういうことがくわしい年寄りもいたのでしょうが、何が常識なのかもよくわからないまま、関係者に相談しながら進めることになりました。
インターネットなどでは、比較的常識的なことを調べることはできましたが、やはり実際の運営は関係する人たちに直接伺ってすすめていくことが一番ではないかと思います。
人の一生でそうそう沢山経験することでもないので、うんと詳しくなるという機会はおそらくだれにもないのが普通ですから、疑問になることや不明な点はどんどん質問してつまびらかにしていくのがベストなやり方ではないかと思います。
なにより昔からの風習というのは相当なくなってきているというのが実情です。

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